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Music Macro Language(ミュージック・マクロ・ランゲージ)とは音楽演奏を表現するデータ記述言語ないしドメイン固有言語である。MMLと略されることが多いが、XMLの一種であるMusic Markup Languageも音楽を表現するものでそちらもMMLと略されるため、混同されることがある。 楽曲として聞くに堪える音声信号を直接表現するとデータ量が膨大になるため、また人間可読な文字列として簡単にシーケンスデータを入力するため、初期のパソコンでの音楽演奏によく使われた。独立した演奏プログラムとしての実装と、BASICに埋込みの、 PLAY 文で演奏するものと、どちらが先かは定かではない。現代でも簡単にシーケンスデータを表現するものとしてよく使われている。SMFや各種演奏ソフト用のデータ形式に変換するものをMMLコンパイラと呼んでいる。 == 主なコマンド == 方言は音源や実装により多種多様である。ここでは代表的(比較的どれでも共通)なものを挙げるが、違っているものもある。大文字小文字を区別しないものが多いが、区別して別のコマンドとしているものもある。 ; C D E F G A B :それぞれ、ドレミファソラシの音符。 ; # + - :音符の後につけて半音上げ下げを表す。#と+は同じ意味。 ; R :休符。 ;数字 . :音符や休符の後につけ、音の長さを表す。 2 =2分音符。. は付点で長さを1.5倍する。4. =付点4分音符。; & :二つの音符を連結する。タイを表す。前後の音階が異なる場合、無視される、スラーとして処理される、ポルタメントとして処理される、など、扱いは実装によって異なり、一定ではない。 ; O :オクターブ指定 ; > < :オクターブの上下。どちらがアップダウンを意味するかは実装によって異なる ; L : A ~G やR の後に数字をつけないときの音の長さを指定。初期値は4であることが多い。; V :音量(ボリューム)を指定 ; @ :FM音源などでの音色の指定 ; T :テンポを指定。たとえば「 T120 」なら120BPMで演奏する。プラットフォームによってはテンポのずれが発生する。やや一般的でないものに、次のものが挙げられる。 ; N :通常のオクターブ+CDEFGABではなく、音の高さを数値で直接指定する。 ; Q :発音の長さを指定する。レガートやスタッカートを表現する。 ; P :左右の定位を設定する。噛み砕いて言えばステレオ設定である。 ; S :PSGのエンベロープの種類を選択する。 ; M :PSGのエンベロープの周期を設定する。 ; Y :ハードウェア固有のパラメータ設定。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Music Macro Language」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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